濃厚なごま餡で夏に勝つ
大福を半分に切ると艶がある漆黒の餡が現れ濃厚な胡麻の香りが伝わって来ます。店主さんが『これでもかぁ～』というくらい練り胡麻を白あんに混ぜた心意気に感謝。ありがたい限りのサービスです。胡麻は濃いくらいのほうが絶対美味しい！ふわふわの生地にも摺り胡麻がふんだんに練り込まれていて目と口と鼻で美味しさを感じ、喉から食道を通って心が満たされます。胡麻の効能が体内を駆け巡り心身ともに健康にしてくれる胡麻パワーの大福餅なのです。
朝晩涼しくなってきた岩手県ですが日中は30℃越え、冷たい飲み物を口にしがちなので体調が芳しくありませんが、胡麻大福を食べて体調を整えます。
☝若桃大福や栗大福に比べると生地がやや厚いのはあんことのマッチングを考えた店主様の配慮と想像します。
胡麻の効能について調べてみましょう
テレビショッピングを見ていると『セ○ミン』とかで胡麻ひと粒を牛一頭と交換したという昔の話が出てきます。確かに胡麻って高価です。国産の胡麻なんか高くてとても買う事は出来ません。栽培についても成長すると胡麻が飛び散ってしまい簡単ではありません。昔国産胡麻をお茶農家さんから購入した事がありますが、手選別の異物除去だけで大変な時間を要しました。
◎１日大さじ２杯（約12g）で錆びない体づくりができる。
ゴマには『不飽和脂肪酸』をはじめ、『良質なたんぱく質』、『食物繊維』、『鉄分・カルシウム』、『ビタミン類』が豊富に含まれ、1日に必要とされる栄養分を補ってくれます。
中でもセサミンに代表される『ゴマリグナン』というゴマ特有の成分は、老化防止に代表される多くの生理作用が報告されており、元気を保つ成分として近年注目されています。さっとひとふりで簡単に栄養たっぷりメニューに早変わり。健康的な食生活を目指す方には、ゴマは欠かせない存在といえるでしょう。
ゴマ粒の約50％が脂質です。脂質というと「太りそう」「コレステロールが・・・」などネガティブなイメージが強いのですが、ゴマの脂質にはコレステロールは含まれていません。主に身体によい不飽和脂肪酸のリノール酸とオレイン酸です。リノール酸は食品から摂取しなければならない必須脂肪酸であり、オレイン酸とともに、血中コレステロールの上昇を抑える優れた働きがあります。
☝ごまのオニザキさんホームページよりhttps://www.onizaki.co.jp/shop/
日本食や和菓子に欠かせない胡麻ですが99.9％輸入（16万トン）に頼っています。国内生産は年間100トンにも満たないそうです。ミヤンマーインド中国からの輸入が多いとの事。イランあたりが元々原産地だったようです。大昔の日本では貴族しか食べられなかったのかもしれない貴重品だったと思います。三色ふりかけで何故か最後まで余ってしまうごま塩…これからは大切に使い切ろうと思う今日この頃です。
☝生地にもしっかり摺り胡麻が練り込まれています。
☝盛岡の名所が印刷されている包装紙！見ているだけで楽しいです。
戸田久餅店さんごま大福美味しかったです。
ごちそうさまでした！
戸田久餅店さまご住所：盛岡市本町通１丁目９-43
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