🍵大福だんごお菓子な毎日🍵

町にある大福だんご店を応援!地方の素晴らしき餅だんごの世界をお楽しみください

号外:故郷の山は有難きかな

      にほんブログ村 スイーツブログ 和菓子へ

東根山(あずまねさん)と新山(にいやま)

 家から見える2つの山。二つとも奥羽山脈です。家からは岩手山の頂上付近や、早池峰山も見えますが、東根山と新山は僕にとって家から近い身近な存在です。この二つの山を見て季節の移り変わりを知るのです。小学校の低学年は新山に登り、5・6年生は東根山に登ります。新山はゴルフ場もあり、頂上まで道路が舗装されていますが、東根山は登山口から一切舗装されていません。

 出張から帰ってきた時、この二つの山を見ると『帰ってきた~』と感じるのです。岩手出身の詩人石川啄木の一握の砂の『ふるさとの山に向かいて言ふことなし。ふるさとの山はありがたきかな…』という気持ちになります。

 

東根山

 東根山は標高928メートル。なんか形がコタツに似ていいます。少し北側から見るとおにぎりのような形に見えます。結構小学生には険しい山道、途中何度も滑って転びました。それ以来一度も登っていませんが、これからも登ることはないような気がします。遠くらか眺めているのが僕にはちょうどいいです。11月のはじめ頃に取った写真、頂上付近には雪が積もっています。奥羽山脈があるおかげで内陸の雪は若干少ないですが、積もるときは50センチから60センチくらい、雪よりも寒さのほうが厳しいです。

 

f:id:daifuku-siwa-hanamaki:20201116152330j:plain

 

新山

 標高551.7m形状が内陸に張り出しているのでテレビやラジオの電波基地が頂上にあり。県全体の54%に当たる世帯の電波をカバーしているとか。夜になると鉄塔の赤いランプが見えます。幼稚園の頃何故かこの赤い光に恐怖を覚えました。ここには岩手県で最も古いゴルフ場があり、僕はしないのでわかりませんが、地形を活かした面白いコースらしいです。.昔ジャイアント馬場とブッチャーが来て、馬場はショットを打つたびに『ぽぉ~』と言ったという噂がありました。頂上まで行く道は舗装されていますが道幅が細く帰りの道は結構険しいので昔の車はブレーキが効かなくなって崖下へ落ちたとか...。私の祖父もサイドカー付きの単車で崖から落ちて痛い目にあったそうです。この山の中腹に今でも住んでいる先輩がいます。中学校の時同級生と自転車で山道を登りましたが、とてもキツくて途中から降りて自転車を押しました。その横を先輩は自転車でとんでもないスピードで登って行きます。足腰の鍛え方が違いました。その先輩は体力測定の時に背筋をはかる器械であり得ない数字を出していました。確か針のストッパーのところまで行ったと思います。

 今でも時々車で登る新山、帰り道の風景は絶景です。春先は水を張った水田が鏡のように空を反射し、田植えの後は緑の絨毯が広がります。秋は稲穂で黄金色に輝きます。春・夏・秋と必ず年に3回はこの風景を見に行ってます。

 

f:id:daifuku-siwa-hanamaki:20201116152350j:plain

☝山の中腹に昔集落がありましたが今は一軒だけ。

 

f:id:daifuku-siwa-hanamaki:20200601072717j:plain

☝田植え直前の水田、空が水面に映っています。

f:id:daifuku-siwa-hanamaki:20200912154224j:plain

☝6月頃の風景、お米の苗の緑が濃くなって行きます。

 

f:id:daifuku-siwa-hanamaki:20191218140533j:plain

☝収穫間近の田んぼ、良い色になっています。飛行機から撮影しました。

 

0歳から18歳、22歳から29歳、50歳から現在まで都合30年志和に住んでます。

18歳から22歳までが大阪の東大阪市、29歳から35歳まで石鳥谷町、35歳から50歳まで盛岡市。どこの街も良いところですが、少年時代無邪気に過ごした志和が一番しっくりきます。長期間出張して戻ってきた時、東根山と新山を見るとホッとします。まさに『故郷の山は有難きかな…』です。現在周りにはファミマくらいしかありません。夜はシーンとしていますが、晴れた日は街灯も少なく星空が綺麗です。年々過疎化が進む町ですが僕はココに見えない根っこが張っているのだと時々感じます。

 地元の3つの小学校が近いうちに1つに統合されるとか...。それでも中学の生徒数は全校で100人いるかどうか…。40年前の3分の1です。町内で同級生に合う事はほぼありません。みんな何処に行ってしまったのでしょうか?

 東根山と新山を見ると、一握の砂の一節と同時に小学校に来た演劇のセリフ『国破れて山河在り…』という杜甫の春望を思い出します。一握の砂を思い出すときは、懐かしい気持ち、春望を思い出した時は寂しい時ですが...。町が寂れても東根山と新山は昔から変わらぬ姿で僕の気持ちを落ち着かせてくれます。

いろんな和菓子のブログが楽しめます

👀のぞいてってください👀

⇩⇩⇩⇩⇩


和菓子ランキング

👀のぞいてってください👀

⇩⇩⇩⇩⇩

にほんブログ村 スイーツブログ 和菓子へ
にほんブログ村

  f:id:daifuku-siwa-hanamaki:20200528113714g:plain 

⇩『黒豆塩大福』岩手県産ヒメノモチを自社製粉!同じく岩手産黒ひら豆を使った塩豆大福です。冷凍でお届けし、室温2時間にて食べごろになります。

⇩『土用もち』ヒメノモチを自社製粉、ふわふわの生地に甘さ控えめのこし餡で包みました。自然解凍2時間で食べごろになります。

 

 

⇩待望の第3巻!『アンと愛情』何となくアルバイトとして入った和菓子店、四季を通じてお菓子のこと、同僚を通じて成長していくアンちゃん。全3巻は和菓子のバイブルと言える秀作です。さて、アンちゃんの恋の行方は如何に…?

前作『和菓子のアン』『アンと青春』 主人公アンちゃんの成長がワクワクします。

   

 

⇩⇩⭐⭐⭐⭐⭐⇩⇩