黒糖の美味しさが一杯
黒糖どら焼き。黒糖の味を想像して一口…。んっ?黒糖の嫌なえぐみが無い!ミネラルタップリ黒糖らしい深い旨味がスッと広がり口の奥へと流れて行きます。黒糖の長所だけが味覚に刻まれ残ります。
タマゴの風味、小麦生地のしっとり感。小豆の香りある餡のまろやかさ…。ホットケーキ系どら焼きとは明らかに一線を画す『和』の王道!断面もいい感じのふくらみ具合いでフニフニしていないところが素敵です。食べ終わって口の中には心地よい旨味だけが残る大丸屋さんの黒糖どら焼きです。
☝黒糖の綺麗な色が生地の断面からわかります。餡も良い固さでした。
つかいこなしが難しい黒糖
黒糖を食べると美味しさと同時に舌に刺さる雑味を感じる事があります。これもうま味の特徴だと思いますが苦手な人もいます。お菓子にそのまま黒糖を使用すると、クドくなったり嫌な後味が残ったりします。だからと言って、少し使った程度では黒糖の美味しさも感じられません。白砂糖と黒糖の割合や、その他の原料などとのバランスを見ながら何とも試作を繰り返して丁度良いピッタリハマる答えが出ると思います。
黒みつにする場合は、黒糖の固まりを見ずに入れ、弱火で灰汁を取りながら水を足し、何時間も煮詰めると透明感がある黒糖の良さを抽出したような味に仕上がります。葛切りやきな粉餅にかけて食べると美味しいです。
☝黒糖が入ると焼くのが難しくなります。きれいな焼き色流石です。
どら焼きの事
どら焼きを近畿では三笠/三笠焼きという場合があります。これは三笠山に形が似ているからです。その他の地域ではどら焼きと言う場合が多いですが、起源は銅鑼の形に似ているから、武蔵坊弁慶が傷の手当をしてもらった時に銅鑼で小麦を水で溶いたものを焼いて振る舞ったのが始まりという説があります。弁慶説についてはあんこの起源が鎌倉時代という事で時節とは少し矛盾するようです。いずれにしても銅鑼が何らかの関係をしているのは間違いないようです。
今のような形になる前は焼いた生地に餡を載せ折りたたんだような形だったとか、馴染みのある形は西洋のホットケーキの影響を受けてからという事です。
☝英語でTRADITIONAL(伝統的)確かに伝統的などら焼きです。
大丸屋菓子舗さま、黒糖どら焼き美味しかったです。
ごちそうさまでした!
大丸屋様ご住所:盛岡市本町通1丁目9-42
いろんな和菓子のブログが楽しめます
👀のぞいてってください👀
⇩⇩⇩⇩⇩
👀のぞいてってください👀
⇩⇩⇩⇩⇩
⇩『黒豆塩大福』岩手県産ヒメノモチを自社製粉!同じく岩手産黒ひら豆を使った塩豆大福です。冷凍でお届けし、室温2時間にて食べごろになります。
⇩『土用もち』ヒメノモチを自社製粉、ふわふわの生地に甘さ控えめのこし餡で包みました。自然解凍2時間で食べごろになります。
⇩待望の第3巻!『アンと愛情』何となくアルバイトとして入った和菓子店、四季を通じてお菓子のこと、同僚を通じて成長していくアンちゃん。全3巻は和菓子のバイブルと言える秀作です。さて、アンちゃんの恋の行方は如何に…?
前作『和菓子のアン』『アンと青春』 主人公アンちゃんの成長がワクワクします。
⇩⇩⭐⭐⭐⭐⭐⇩⇩