柳屋さま:蒸しきんつば
餡の美味しさがわかる『蒸しきんつば』
柳屋さまの蒸しきんつば、一般的なきんつばとは違うイメージです。ひと口食べて一瞬に消える切れのある甘さは、心の中で『いいぞ・いいぞ!』と呟いてしまいました。ツルツルの表面、中はホックリした餡の歯触りが気持ちいいです。小麦の種を掛けて四角く焼くきんつばも良いですが、小豆の美味しさをダイレクトで感じるのはこれだとおもいます。小豆の形がしっかり残っている餡の炊き方もステキです。素朴で飾りが無いけど、何度も食べたくなる優しさがあります。
☝おはぎかな?いえいえ蒸しきんつばです。素朴な味わいがあります。
蒸しきんつばって一般的なのだろうか?
きんつばは餡を寒天で四角く固め、水で溶いた小麦粉をつけて焼いたものです。原型は小麦粉ではなく米粉だったとか、焼いた生地い餡を包んだ姿が刀の鍔(つば)に似ているからこの名前になったとか、大阪が発祥らしく、1600年頃江戸へ伝わる前は『銀鍔』でしたが、銀より金がいいということで『金鍔』(きんつば)になったようです。
ネットで調べると蒸しきんつばも表面に衣をまとっているのが多いようです。幾つか衣をまとっていない製品もありますが、柳屋さまの衣がない『蒸しきんつば』はよりオリジナリティーが強いとおもいます。今度この理由を聞いてみたいです。
☝表面の艶、中のほっくり感が食欲をそそります。
美味しさは素材と素材の組合せ
原材料は小豆・砂糖・片栗粉のみです。小豆の美味しさが伝わりスッキリしているのは原料重視の製法だからだとおもいます。食品素材の中には色々便利なものがあり、美味しさを引き出すものもあるのですが、美味しくなるからと言って使い過ぎは良くないです。以前有名なかまぼこ屋の社長さんから伺った事があります。『耳かき一杯の添加物が、スプーン一杯、その後おたま一杯になってバケツ一杯になり、作り手もお客さんも本来の味を忘れる…』柳屋さまの蒸しきんつばを食べて、この言葉を思い出しました。
☝素敵なパッケージ、中を開けて想像と違うフォルムに感動です。
『笑顔』お店の心構えです
お店の一角に大理石に彫られた『笑顔』という素敵なことばがありました。
心が癒される素敵な言葉ですね。
笑 顔
心に慈悲の面に笑顔を
笑顔にまさる化粧なし
笑顔は愛の花である
明るい笑顔は我が家の太陽
笑顔は人一代の身だしなみ
☝忘れないように覚えておこう!
柳屋さま、蒸しきんつば美味しかったです。
ごちそうさまでした!
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