岩手で四国の名菓が食べられる幸せ
一六タルトという名前は全国的に知られています。でも…食べた事はありません。盛岡の川徳デパートの地下には全国のお菓子を扱うコーナーがあり、季節ごとに珍しい遠方のお菓子が並びます。今日は一六タルト季節限定『甘夏みかん』と愛媛県柚子を使用したものの2種類購入しました。
初めて食べるタルト、興味津々で食べました。ふわふわのスポンジ生地と白あんに練り込んだ甘夏の香りが広がります。ゆっくりひと口ずつ食べると、舌の上に甘夏の果皮と柚子の果皮を感じます。とても素敵なアクセントでした。岩手から1,000㌔以上離れている四国地方、岩手に居ながら岩手と同じ値段で地方の名菓が食べられるのは嬉しい事ですね。
☝雑誌やテレビで見たことがあるお菓子。ワクワクです。
一六タルト調べてみた
タルトは、久松家初代松山藩主・松平定行公が、ポルトガル人から教わったといわれています。幕府より長崎探題職兼務の名をうけていた定行公は、正保4年(1647)ポルトガル船二隻が入港したとの知らせで、急遽長崎に向かい、海上警備にあたりました。
日本へ来航した目的は、ポルトガルがイスパニアの権勢から離れ、ブラガンザ家のジョン四世の統治になったことを報ずるためであり、港内では争いもなく、引き上げていきました。この時、定行公は南蛮菓子タルトに接し、その味を賞でて、製法を松山に持ち帰ったといわれています。
その南蛮菓子タルトは、カステラの中にジャムが巻かれたもので、現在のような餡入りのタルトは、定行公が独自に考案したものと思われます。
その製法は後に久松家の家伝とされ、明治以降、松山の菓子司に技術が伝わり、四国の名菓となりました。
(一六タルトさま、ホームページより)
なるほど…、何となくタルトを食べていたのですが、そういう事だったのですね...。お菓子から得る新しい知識ってなんだか嬉しいですね。
☝後ろには柚子の一六タルトが写っています。明日はこれをご紹介します。
一六タルト甘夏みかん、美味しかったです。
ごちそうさまでした!
ココで購入しました。
盛岡市カワトクデパート
盛岡市菜園一丁目10-1
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