水無月をつくろう!
某所でのお菓子教室は今月末で4回目になります。
これまで『みたらしだんご』『かしわ餅』『葛切り』をつくってきました。粉屋/菓子屋のセガレではありますが、生地を機械で捏ねたり、包餡機からまんじゅうを出したりした経験はあるものの、実際に最初から最後まで手作業でお菓子を作ったのはわずかです。遊び程度の菓子作り、学習会で簡単なお菓子をつくりをしたのも数年前まで…。すっかり腕は錆びているところか、元々素人と玄人の間くらいの腕しかないと思っています。お菓子教室をするようになり、自宅のキッチンで色々思いだしながら練習しているのです。おかげさんで随分カンは戻り、昔より上手に作れるようにりました。
さて、6月30日は夏越の祓い、京都では水無月を食べる習慣があります。平安時代に氷室から氷を切り出して食べる行事があったようです。四角を対角線上に切り半年を表していると聞いたことがあります。
今度のお菓子教室は6月最終週、水無月を作るには最高です。昔の配合を引っ張り出したり、菓子職人さんから配合のアドバイスを頂き作り方のマニュアル(案)は完成しました。あとは、明日と明後日実際に2~3回失敗するだけです。
『教えて学べ…』といわれます。
55歳、チャンスを貰った菓子教室。この機会が無ければお菓子はもう二度と作らなかったかもしれません。
粉を捏ねている時ふとガラスに映った顔が、ニヤけていました。
根っから好きなんだなぁ~とつくづく感じました。
☝どうすれば解り易いレシピになるかが工夫のしどころです。
水無月を初めて知った漫画本
『新・味いちもんめ』
主人公は日本料理の職人、常に高みを目指し、料理のみならず料理を通じて歴史や文化を学んでいきます。今でもビックコミックスペリオールにて連載が続いています。
京都にて修行を始めた伊橋悟が下宿する老舗湯葉店にて『水無月』が出てきました。その時初めて知った水無月。直ぐに和菓子店へ行って食べてみました。とても美味しかったです。
味いちもんめ・新味いちもんめ・味いちもんめ独立編・味いちもんめ食紀行、現在は継味、と続いています。30代前半から読み始めたので下手すれば20年以上読み続けているかもしれません。料理に関してとても興味が沸くシリーズです。『美味し〇ぼ』と違って政治的な事を書いていないのでとても好感が持てます。
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