お菓子教室：よもぎ餅の報告 - 🍵大福だんごお菓子な毎日🍵

過去イチ好評だったかも…

　これでもか！というくらい『よもぎ』を入れ、時間をかけて丁寧に作った『よもぎ餅』。お餅には砂糖を控えめにして、よもぎの香りを楽しんで頂きました。生徒さんと一緒に工程をご説明しながら、なるべく生徒さん自身に手を動かして頂くよう心がけています。

材料を混ぜ合わせて『チン！』、レンジの扉を開くと熱が加わったよもぎの香りが一気に漂ってきます。『小さい頃、母親が近所の土手で積んできたよもぎ餅を思いだした…』等々、嬉しい感想をたくさんいただきました。

たぶん過去イチの評価だったかもしれません。いつもとは違う時間帯の為、新しい生徒さんの顔ぶれが多かったです。レシピ表を残し、いつもの参加者さんへ渡してもらうようお願いし、気分良く会場を後にしました。

☝多くの工程は生徒さんが行い、最後手直しをさせて頂きました。

予期しないことが起こる

　月一度のお菓子教室。作り慣れているとはいえ、前日までに試作をしないと心配になります。土日を利用し、レシピチェックをしながら…という予定でしたが、プロ野球開幕戦での阪神大逆転を目の当たりにして、気持ちが滅入ってしまいました。

『勝っても負けても土日試作したかどうか...』は解りませんが、少なからず心を支配した事は確かなことです。

　どんなことがあっても、前日までに試作をしてチェックをしないと参加する生徒さんにご迷惑をかけてしまいます。

　今から１０年くらい前の出来事、いつも作っているからと舐めて菓子教室に行った事があります。体にしみついているレシピと工程ですが、その日はお客さんご指定の米粉をつかう縛りがありました。お客さんから前もって粉をおくって頂きましたが、お湯を入れて捏ねた程度で大丈夫と思ってしまいました。

当日、いつも通りの工程を経て蒸し器で加熱したところ、ドロドロに生地になってしまいました。修正を加え形だけは何とかなりましたが、納得の美味しさにはなりませんでした。あれ以来、いつも使っている原料でも絶対前日までに試作をするようにしています。同じメーカーの同じ原料でも、天候によってお米の出来が違ってくるので水分量などが変わって来ます。

☝レンジ一回目のあとの状態。練って練って練りまくります。

乾燥よもぎを使う時のポイント

　乾燥よもぎは水に戻してから使います。この時、勿体ないからとしぼり汁を使ってはいけません。できる限り水分をしっかり切ってから使うと苦味とか雑味が消えます。

よもぎ餅レシピ

　【材　料】

　６個分

　・上新粉70g　・白玉粉70g　・砂糖30g　・乾燥よもぎカレースプーン山盛り１

　・お湯200cc　・つぶ餡180g

　※上新粉の種類によって、白玉粉との比率を５～10％調整する場合があります。

　【作り方】

　①乾燥よもぎを水に入れてもどす。

　②つぶ餡を30gに丸め、バットに並べておく。

　③ボウルに白玉粉を入れ、手のひらやすりこ木で細かく潰す。

　　※ボウルは耐熱のもの。

　④③のボウルに上新粉と砂糖を加え良く混ぜる。

　⑤200ccのお湯に水気を切ったよもぎをいれ、かき混ぜる。

　⑥➃のボウルに⑤のお湯を３～４回に分けて入れ、よく混ぜる。

　　※熱湯ではありません。

　⑦ラップを軽くかけて、500Wで3分レンジ加熱する。

　⑧レンジから取り出し、木べらでよく混ぜ合わせる。

　⑨再びラップをかけ、500Wにて１分30秒加熱する。

　　※レンジの機種により加熱時間が異なる場合があります。

　⑩レンジから取り出して滑らかになるまでよく練り合わせる。

　⑪バットに片栗粉を薄く敷いて餅を入れ皺を中に入れるよう成型する。　

　　　

　⑫スケッパなどで６等分し、丸めた後平らにして餡を包む。

　⑬手のひらで遊ばせるように転がし成型する。