菓匠丸文さま:杉生桜(すぎおいざくら)
素材の絶妙なバランス!唸る美味しさ!
地元石鳥谷町の商店街にある菓匠丸文(かしょうまるぶん)さま。『杉生桜』というお菓子を頂戴しました。バターの豊かな香り、さっくりした生地の上に大粒の胡桃が載っています。手亡豆を使った白あんはサラッとして、さっくりした生地と絶妙なバランスです!。胡桃の風味が食べた後、口の中にふんわり残ったあとはさっぱりした後味が魅力的でした。他店の同じようなお菓子を過去に何度か頂戴した事がありますが、これまでの印象を大きく変えるクオリティーの高さに感銘しました。
☝白あんの固さと生地との相性が抜群でした!
銘店仕込みの製餡技術
お菓子を食べた後、ネット検索してホームページなどをみる癖がブログを書き始めてから習慣になってしまいました。丸文さんは職場から僅か数百メートルの石鳥谷商店街で代々営業をされています。現代表のご主人は、幼き頃から父や祖父の背中を見て育ちました。菓子職人になるつもりは無かったものの、4人兄弟の末っ子で、次々に兄弟が別な道へ進み、高校卒業と同時に東京の製菓学校へ進み、餡の美味しさと手作りにこだわった東京の銘店で修業をされた後、家業へと戻りました。
東京での腕を地元で揮うべく上生菓子を作り店頭に並べても、文化の違いというか、和菓子に対する捉え方が異なり当初は売れなかったようです。お茶の先生のカバン持ちをしたり、地元の学校にて和菓子教室など、地道な活動を継続し、徐々に丸文という家業の中に自らが学んだ技を融合させ、新たな彩りを創造し今や地元に限らず多くのお客様に支持されています。
杉生桜は定年退職される方のごあいさつで頂いたお菓子です。暫く食事制限だったので、大切に保管し今日食べさせて頂きました。前述の内容は食べたあと知った情報です。いち早くネット検索した訳は、さっくりした生地と餡のバランスがとても絶妙で興味がモリモリ湧いてきたから…。『なるほど…素晴らしい製餡の修行をされているのか…』。美味しさの秘密が解けました。
☝表面の仕上がりに注目!とても綺麗な表情なのです!
☝パッケージのデザインがふんわり柔らかで素敵です!
石鳥谷町のみどころ
石鳥谷町は平成の大合併(平成17年・2005年)にて花巻市に組み込ままれました。南部杜氏(日本酒造り技師)の里として知られ、国道沿いの道の駅には、その歴史を伝える資料館があります。杜氏とは酒造りの集団組織のことで、日本各地にあります。時々県外産のお酒の箱に、作り手を示す地元『南部杜氏』という文字を見つけると、『オラが町のダ!』と嬉しく感じてしまいます。人口減少にて石鳥谷町の商店街は以前より静かになってしまいましたが、丸文さんをはじめ、幾つかの和菓子店や洋菓子店が県内で名を知られるお店があり頑張っています。近くには北上川が流れ、まもなく無数の白鳥が飛来しその様子をみるのも楽しみです。
最寄りの駅は東北新幹線石鳥谷駅(いしどりや)。新幹線なら盛岡か北上で乗り継ぐのが一番便利が良いです。
菓匠丸文さま、杉生桜おいしかったです!
ごちそうさまでした!
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