頂き物・中村屋さま:月餅
月餅が好きになった
食卓の上に中村屋さまの月餅がしばらく置いたままになっていました。賞味期限をみると、あと数日…。これは食べるしかない。
実をいうと、月餅は油の臭いがして苦手でした。
久しぶりに食べた月餅は、油の香りはあまり感じられず、むしろ味のアクセントとして旨味が引き立っていました。生地もふわりと柔らかく、モソモソしたところがなく、スルスルと口から喉の奥へと流れてゆきました。餡がみっちり詰まっているのも嬉しいです。
『ああ…、また食べたいな』と思った中村屋さんの月餅でした。
好きなお菓子がまた増えてしまいましたね。
この月餅も、頂いた後我が家のルールに沿ってお仏壇へお供えしたのち、賞味期限が迫ってから目の前に登場しました。
☝食わず嫌いだったのか?中村屋さんの月餅がひと際美味しいのか…?
月餅について調べてみた
中国のお菓子だということと、中秋節に食べるくらいしか知りませんでした。
福建さまのネット情報によると…、
月餅は、元来中国で中秋節(旧暦の8月15日)の満月にお供えしたり贈答したりする、おめでたい菓子で、大きいものは直径60cmもありました。中国の故事には、満月の夜、丘の上で敵に囲まれながらも同志と密かに連絡をとるため、中秋の贈答の習慣を利用し、月餅の中に密書を忍ばせたという有名な話もあり、その歴史は古いものです。月餅の長崎伝来は、16世紀、鎖国により諸外国との貿易が禁止され、唯一出島が中国・オランダとの窓口となり、この頃中華菓子(月餅)が伝わったと長崎の民族年表に記載されております。
中村屋さんの月餅は、大正14年に百貨店が新宿進出した事に衝撃を受け、これを打開するために中国へ行ったとき、日本人ラマ僧から8月15日の夜に月餅を月に供え、友人などへ月餅を贈る習慣があることを聞いて日本で製造をはじめたとか...。そのままの味では日本人の口には合わないと考え、油っぽさを除いたり、生地の食感を口あたり良いものへと工夫し中村屋さんの名物になったとの事…。お月見の時だけの限定品だったのですが、ファンが多く一年中作るようになりました…、とネットに書いてあります。
もしかして、僕はこれまで新宿中村屋さんの月餅は食べていなかったかもしれません。
食べた瞬間から月餅のイメージが大きく変わりました。
⇩詳しくは中村屋さんのホームページにて…。
☝日本人の味覚に合うよう工夫されているようです。
中村屋さんといえばカレーが有名ですね。インドの革命運動家ラス・ビバリ・ボースが、中村屋さんに匿われた際、カレーをふるまったのが始まりだとか...。カレーも月餅も、お客さんを魅了するヒストリーがありますね。
月餅の美味しさに気づかせて頂きました。
ごちそうさまでした!
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