🍵大福だんごお菓子な毎日🍵

町にある大福だんご店を応援!地方の素晴らしき餅だんごの世界をお楽しみください

菓子工房いざわさま『桜もち』

 にほんブログ村 スイーツブログ 和菓子へ

盛岡タイムスさま最後のコラム

 2月盛岡タイムスさんの廃刊を知り、少ないですが白ワインを手にご挨拶をさせて頂きました。最後のコラムは、菓子工房いざわ様の桜もちを書かせて頂きました。敢えて選んだというより、たまたまのめぐりあわせ。もし最後のコラムとわかっていれば、色んな和菓子店のご主人や女将さんの顔が浮かび、とても書けなかったと思います。

 いざわさんは、かつて久慈市にて評判の菓子店でしたが、年齢的な理由から廃業し、ご子息様が暮らす盛岡市へ移っていました。暫くして菓子を作る気持ちが疼きはじめ、自宅の庭に工房を作り再開しました。現在は息子さんのお嫁さんが、産直カワトク百貨店へ配達するなど毎日目が回るような評判のお菓子です。

店主様は昭和一桁生まれですが、今でも体に染みついた和菓子の技術はご健在で、達人の域の更に上を行く技がお菓子から感じられます。

 

☝百貨店での買い物はお財布にダメージを与えますが、いざわさんは何処も同じリーズナブルで最高のパフォーマンスです。

 

コラム連載に感謝です

 2019年心に大きな空洞ができました。でも、この空洞は今思えば私にとって良いことだったと捉えています。ブログを始めた事、お菓子教室を始めた事、そして盛岡タイムスさまへコラム連載を始めた事…。これ迄の日常が180度変わるというのは人間としての尊厳を失い人格を否定されるに等しいと思うのです。人によっては耐えきれず最悪の行為に行く場合も...。これ迄やっていなかった新しい取組みが心の空洞を埋めてくれたと思います。そして、今の仕事に通じています。

☝一粒一粒輝くいざわさんの桜もち

 

お金は無いけど夢と希望は20代のまま…

 毎日の楽しみが、痴呆気味の母親に喜んでもらえる昼食と夕食づくりです。食が細くなりがちなので、バランスの良さ以上に、元気になる資質や糖質を多めにしています。そんな食事を作っていると、『これお菓子に活かせるなぁ~』というレシピがたくさんあります。月に6~8回のお菓子教室では『次何作ろうかな…』と悩んでしまうこともありましたが、毎日の食事を作っていると、新しいレシピが生まれてきます。

明日はあれしよう!と眠りにつき、目が覚めると直ぐ動きたくなる毎日です。色々考え過ぎればネガティブになりがちです。終わった事は終わった瞬間意識から決して楽しいことを想像するのが健康維持の秘訣だと思います。100人のうち、1人でも理解者がいればラッキーな事です。有難いことにわたしにはもう少し理解者がいてくれます。

ある御菓子教室では、年始から年末まで月1回のスケジュールを入れて頂いています。或る意味、悪い考えに成らないよう気遣って頂いていると理解しています。

☝饅頭を蒸したあと、ブランデーを霧吹きでかけて見ました。20禁のお菓子です。

 

盛岡タイムスさん廃刊になり、私のコラムも終わりましたが、最後までやり続けることができたという達成感も頂きました。

盛岡タイムスさん本当にありがとうございます。

 

菓子工房いざわさま。これからも美味しいお菓子を楽しみにしています。

ごちそうさまでした!

手代森のお店は配達等で不在気味です。盛岡市菜園のカワトクB1でおだんごは購入できます。

 

 

いろんな和菓子のブログが楽しめます

👀のぞいてってください👀

 にほんブログ村 スイーツブログ 和菓子へ

盛岡タイムスさんの廃刊は悲しい出来事

 にほんブログ村 スイーツブログ 和菓子へ

感謝しかない4年間です

 2019年は5月の連休前から人生を大きく変えた出来事がありました。

まず、難病と言われる後縦靭帯骨化症(OPLL)と診断され、その症状が手足に影響した事。手術前後から少しずつ仕事を離れ、ふと和菓子の現状と未来を考え始めた『お菓子な毎日』というブログ。その後2020年5月から、ご縁があって地元紙『盛岡タイムス』さんへ2週間に一度コラムを掲載して頂きました。地元の和菓子店を歩いていると、『俺が…俺の商品が一番だ!』という、料簡の狭い意識を一瞬に消し去りました。和菓子屋さん…、それぞれのお店には多くのファンがいて、それを尊重すし、ともに歩む事が業界の成長に繋がると確信しました。

 ブログもコラムもお店のポリシーとお菓子作りの信念を伝えることを大切にし、個人の曖昧な味覚によるマイナス評価はしない事にしました。

 

☝コラムを始めたきっかけは、盛岡タイムスさんの記事から…。

独立後慌ただしくなったことを言い訳にした…

 2023年4月、組織を離れお菓子教室を中心に餅だんごとは異なる『食』関するアドバイザーの仕事を幾つか頂くようになりました。ダイレクトに報酬を頂くのはお菓子教室のみです。その他の仕事は現段階においても、大地を耕しタネをまいている状態なのでお金にはなっていません。忙しさともどかしさ、さらにあらぬ嫌疑等もあり、寝酒か眠剤に頼った時期もあり、ブログのアップが疎かになってしまいました。唯一精神を保てたのが、盛岡タイムスさんの締め切りがある『コラム』です。この『コラム』が廃刊と同時に無くなるというのは、私自身にとって危ういことなのかもしれません。

☝社長業を離れ、組織を離れたお菓子教教室の為の開発は財産です。

さて、今後の目的は…?

 僕の基軸は『お菓子教室』であり、ここはブレるとことではありません。その延長線上に、関わり学んできた『食文化』の知識を消費者に伝える事だと考えます。決して添加物否定派として行動することは無いと考えます。伝統食伝統的な製法などの食文化、加えて国内農業生産者と加工業者に貢献できるような仕事をいま少しずつ初めているとことです。2019年の病以来、時間ができたこともあって、その時間を伝統食・食文化について学ばせて頂きました。まだまだ勉強不足ではありますが、惜しみなく自分が学んだ事を業界の為になれば出してゆきたいと思うのです。勿論自らが過ごした前職に唾を吐くような事はする事はありません。今一度ブログを通じて、地元岩手に伝わるお菓子を発信する事に努めてゆきます。

 

☝お茶もちには色々好みはありますが、自分なりのベストはコレです!

 

最後の盛岡タイムスは来週かな?

 

一杯勉強させて頂いた盛岡タイムスさん。次のステージは自分で見つけるしかありません。たくさんのお菓子屋さんにお世話になった事を心から感謝申し上げます。

ひとまず、盛岡タイムスさんの『お菓子な毎日』はおわりますが、ブログで書き続けていくことにします。

では、今後とも宜しくお願い致します。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

いろんな和菓子のブログが楽しめます

👀のぞいてってください👀

⇩⇩ポチっとね⇩⇩

  にほんブログ村 スイーツブログ 和菓子へ

 

 

お菓子を楽しむ新しい取組み…かな?

 にほんブログ村 スイーツブログ 和菓子へ

粉の違いでお団子を楽しむ

 盛岡市加賀野に素敵な民泊の宿があります。『かわのそば』という宿です。https://kawanosoba.com/

詳細はHPをご覧頂きたいと思います。

 心許せる親戚の家に遊びにいくような雰囲気があります。柴犬『ろくぼんた』ちゃんは、玄関前までは番犬として完璧で、わんわん!と吠えますが、お客様と認識したあとは、コンシェルジュを超えた癒し役割を提供してくれます。

 ご縁があって、この場所で『ワークショップ』をさせて頂きました。

 お米の違いでお団子の食感が変わる…。もっともらしい資料にはそれなりに準備し、本質は、作って食べて楽しんで頂きたいのが目的です。

 ご参加頂いた方は、盛岡市在住の女性2名と、東京からわざわざこのイベントへご参加頂いたお若い女性。そして、ワーキングホリディ―にて岩手で活動されている神奈川の大学生。平均年齢は20代かもしれません。若い方にモチだんごを知って頂くことは何よりですし、日々和菓子を好まれて食べているファンの方にも、お菓子をもっと身近に感じて頂きたいと思うのです。

うるち米を粉にした上新粉です。

☝もち粉・上新粉・だんご粉・道明寺粉の見本です。

☝それぞれ、お湯を入れて丸めて頂きました。



試作レシピは次の通りです

上新粉(芽吹き屋)100g+かたくり粉30g

上新粉(芽吹き屋)70g+白玉粉30g

上新粉50g(芽吹き屋)+もち粉(芽吹き屋)50gというだんご粉

④③とは違うだんご粉(某社)

はじめに、③と④の食べくらべを行い。

タレは…

・みたらしたれ(水100CC上白糖30g本黒糖20g醬油20g片栗粉10g)

 ※片栗は分量外の水20gで溶いておきます。

・もりおか醬油タレ

 佐々長醸造さんの『はやちね』というお醤油が、国産丸大豆なので使用しました。

 今回は時間が無いので、お醤油に少しだけ甘味(みりん又は砂糖を加え煮切りまし  た)。

・あんタレ。岩手で有名なこし餡に水を加え少しゆるくしました。

 

4名の参加者様に、それぞれ異なるおだんごを作って頂きました。一人当たり、15粒くらいのお団子をそれぞれタレを付けて食べて頂きました。

結果は、正解はありませんでした。人それぞれ好みがあります、美味しいと思うレシピこそ正解なのですね。

改めて、『これが旨い!』というワードというか、評価ブログの☆に右往左往されてはいけないと思いました。

☝みたらし団子は、きりっとした味になりました。

☝タレのベースは、岩手佐々長さんの国産丸大豆しょうゆです。

 

 

ガチの本葛を冷蔵庫の奥から…黒みつもガチ!

 これ、東京都か京都で売ったら3,000円貰っても安いくらいの品です。

 廣久葛本舗十代目高木久助さんの葛が手つかずで冷蔵庫の奥に眠っていました。昨年末沖縄の方から頂いた本黒糖もあります。

 先日黒糖に水を入れ、コトコト灰汁を取りながら4時間煮詰めた純度100%の黒みつを準備し、当日本葛を水に溶いて葛切りを作りました。

岩手は勿論のこと、本物の葛きりを口にする機会はあまり無いと思います。福岡朝倉市、旧甘木市に10代続く当主から直接教えて頂いた味を食べて頂きました。同時に市販の黒みつとの味比較も…。

☝余った黒みつは、料理や麦焼酎に垂らしてソーダ―入れて飲みます。

☝コトコトじっくり、灰汁を取り水を加えること最低4時間。本当は8時間煮たいです。

 

葛切り食べて下さい

 店頭で乾燥して売っている葛切りは別物です。本葛でも色々ありますので、ぜひ本葛粉を探して作ってみてください。並葛と言われるものの中には葛をひとつまみ残りはでん粉というものも多いので、ぜひ裏表示のご確認を!

 東京・京都をはじめ、色々食べてきましたが、葛切りなら、本家廣久葛本舗十代目は別格として、たぶん僕の葛きりは全国十本指以内の美味しさで作る自信があります。

☝加熱の見極めがポイントです。10のうち7くらいで加熱を止めないと食感が…。

 

最後はおはぎです!

 もち米を炊いて丸めてあんこを塗るのも美味しいですが、道明寺粉を使って作りました。道明寺粉を蒸して乾燥したのち、こまかく砕いたものです。道明寺という由来は、菅原道真の叔母、覚寿尼がお供えしたご飯を乾燥し、人々へ振るまったことから…。

 製菓材料店から購入した道明寺粉を使い、餡おはぎときな粉おはぎ(抹茶きなこ+きなこ)を作りました。

鍋にみずと道明寺粉を入れ、お粥状にしたのち砂糖を加え水気を飛ばしました。その後濡れ布巾に包み包み15分ほど蒸し練ったのち、餡を内側にしてきな粉&抹茶おはぎをつくり、餡を外にしたツルツルピカピカのおはぎをつくりました。

☝ご参加して頂いた方が作ったおはぎです!美味しそうですね。

 

新たな境地の入り口…?

 2023年の4月独立して和菓子教室がメインの仕事になっています。何処へいっても楽しい時間を頂いています。今回の『かわのそば』さんでは、4種類のだんご生地を3種類のタレで比較していただき、葛切りと3種類のおはぎを楽しんで頂きました。蒸す時間の間に別なお菓子も出来るなぁ~。単品だけではなくもう一品サプライズや。事前にお茶菓子を作って、気分を和菓子にしていくことも大切だと思いました。

 私の顔面は、どちらかと言えば狂気的な怖さを持っているようです。図体も、180㎝の身長と肩幅が広い80キロという骨太で威嚇的な風体です。半面性格は意気地なしで威嚇しるチワワなような、小っちゃい野郎です。この性格を見抜いた悪い輩は、何かにつけ被害者ぶって、私を加害者にしているのですが、それすら反論できない小心者が私の実態です。

 そんな辛さを、一切捨てることに今年の元日に決めました。

 『与えて頂けるお仕事を一生懸命心を尽くして頑張ろう!』

お菓子教室をしながら、数年かけて感じてきました。

今後のお菓子教室は、案内の内容に何かサプライズを加えて行こうと思うのです。

 

『消してはいけない小さなモチだんごの文化!』これが私の永遠のライフワークです。

 

素敵な出会いと気づきに感謝です。

かわのそばさんありがとうございます。

ご参加頂いた皆さんに心から御礼申し上げます。

 

かわのそばさんご住所

 〒020-0807 岩手県盛岡市加賀野1丁目9−6

kawanosoba.com

 

 にほんブログ村 スイーツブログ 和菓子へ