🍵大福だんごお菓子な毎日🍵

町にある大福だんご店を応援!地方の素晴らしき餅だんごの世界をお楽しみください

秋田・フジタ製菓さま:もろこし

 にほんブログ村 スイーツブログ 和菓子へ 

コリっとした後広がる小豆の風味

 秋田の銘菓として有名なフジタ製菓さま『もろこし』です。小豆の粉砂糖を混ぜて型に入れて作ります。原料はこれだけです。コリっとかじると、ふぁさふぁさと口の中で溶けて流れて行きます。先日矢巾町のアルコにて発見しました。沢山の新しい秋田銘菓がある中で、もろこしは秋田の王道ともいえるお菓子です。ブームに乗って生まれた最近のお菓子が消えても『もろこし』はずっと継承される銘菓です。

f:id:daifuku-siwa-hanamaki:20210409054209j:plain

☝この他にも色んな形があります。
 

懐かしい思い出の味です

 ああ懐かしい…そんな気持ちで購入したもろこし、ところで『なんで懐かしいのだろう...』と考えてみました。

 あれは小学校6年生の修学旅行で秋田へ行く前に『お土産は何がいい』と祖母に聞いたところ、『もろこし』というリクエストがありました。もろこしとは何ぞや?と思いながら初日最初に寄った田沢湖のお土産店へ…。価格を確認せず一番おいしそうなもろこしを持ってレジへ行ったところ、学校で決められたお小遣いの大半を使ってしまうという失態を犯してしまいました。小学生だった僕は怖くて別な商品へ変える事も出来ず、1泊2日の旅行中、立ち寄った観光地の売店でジュースやアイスクリームを買えず旅行が終わってしまいました。家に帰って食べたもろこしはお小遣いの大半を使ったせいか、とても美味しい美味なるものでした。きれいな和紙が貼っている箱だったという記憶が鮮明に残っています。

 

f:id:daifuku-siwa-hanamaki:20210409054235j:plain

☝一袋300円くらいですからお得です。

もろこしの由来

々の菓子をえて風味良し!』

今日の今日までもろこしの由来を知りませんでした。ネット検索したところ、江戸時代の宝永2年(1705年)、久保田藩4代藩主・佐竹義格(よしただ)が臣下の功を労うために煎り米菓子を作らせたのが始まり。漢字表記の諸越は杉山寿山堂の初代杉山良作が小豆の粉を使用したお足を義格へ献上したときに『諸々の菓子を越えて風味良し』との評を得て銘を受けた事によると伝わる…とWikipediaには書かれています。

Wikipediaでは上のように書かれていますが、別な情報では、元々中国から伝わったと書かれています。日本書紀にも出てくる古いお菓子で鑑真が中国から持ち帰ったとか…。もろこしを『諸越』『諸粉子』『唐土(からつち)』と漢字をあてたり、別な呼び名もあります。300年以上続く秋田の銘菓。抹茶を入れたり、黒糖を入れたり、色んな味が楽しめますが、ベースとなる小豆の風味がかんじられるものが僕は好きです。

最近では『生もろこし』という八つ橋みたいなものもあるようです。

 藩主佐竹義格へ献上した『もろこし』

久保田藩4代・佐竹義格は、若くして藩主となり、藩の財政を整えるために植林や貧救対策に尽力され才覚を見せましたが、江戸屋敷の消失や元禄地震などの天災に見舞われ、その後22歳にて亡くなっています。改革道半ばという感じですが、もしかして義格が行った植林が今日の『秋田と言えば秋田杉』の礎を作ったのかもしれません。

 

フジタ製菓さま、もろこし懐かしい思い出と共に頂きました。美味しかったです。

ごちそうさまでした!

 

フジダ製菓さまホームページ

www.fujita-inc.com

いろんな和菓子のブログが楽しめます

👀のぞいてってください👀

⇩⇩ポチっとね⇩⇩

 にほんブログ村 スイーツブログ 和菓子へ

 

  f:id:daifuku-siwa-hanamaki:20200528113714g:plain 

⇩『黒豆塩大福』岩手県産ヒメノモチを自社製粉!同じく岩手産黒ひら豆を使った塩豆大福です。冷凍でお届けし、室温2時間にて食べごろになります。

⇩『土用もち』ヒメノモチを自社製粉、ふわふわの生地に甘さ控えめのこし餡で包みました。自然解凍2時間で食べごろになります。

 

 

⇩待望の第3巻!『アンと愛情』何となくアルバイトとして入った和菓子店、四季を通じてお菓子のこと、同僚を通じて成長していくアンちゃん。全3巻は和菓子のバイブルと言える秀作です。さて、アンちゃんの恋の行方は如何に…?

前作『和菓子のアン』『アンと青春』 主人公アンちゃんの成長がワクワクします。

    

 

 

芽吹き屋:三色だんご

 にほんブログ村 スイーツブログ 和菓子へ 

コシが強い粉の特徴から生れただんご

 芽吹き屋三色だんごです。上新粉の生地、黄色が人参ごま餡胡桃餡よもぎ粒餡です。35年位前に開発した胴づき上新粉コシが強く、普通に団子にして串に刺したら弾力の強さで最初のお団子が抜け落ちてしまいました。そこで考えたのが中に餡を入れて串にさすというアイディアです。艶とコシが自慢のお団子です。最初はそれぞれ三種類のお団子でしたが、お客様の要望で1串にしたのが30年くらい前です。以来芽吹き屋の看板商品として人気のおだんごです。

 

f:id:daifuku-siwa-hanamaki:20210408052949j:plain

☝ひと串で3度楽しめるお団子です。

 

胴づき上新粉

粉といっても色んな製粉方法があります。胴づき上新粉は杵で搗きながら製粉する方法です。お米に熱が掛かりにくく艶とコシに特徴が出ます。1時間で出来る量が少ないので一般的な製粉方法よりコストがかかってしまいますが、写真のような艶を出すにはこの製粉が良いです。お団子のほか、柏餅や上用饅頭の原料としてもおすすめです。

f:id:daifuku-siwa-hanamaki:20210408054100j:plain

☝この艶が自慢の一つです。

 

身内のお菓子ですが…

 芽吹き屋は僕が関係する会社です。このブログで商品を紹介するのは初めてです。自分が関係するお菓子を何時ものように表現するのは恥ずかしいので今日は淡々と説明しています。上新粉の原料となるうるち米は国内産、だいたい岩手か秋田が中心となります。よもぎ宮城県蔵王付近の新芽を季節に採取して頂き冷凍にて保存します。小豆は北海道産です。人参も確か北海道産だったと思いいます。残念ながら胡桃は国内で十分な量を確保できないのでアメリカ産のものです。和菓子の冷凍商品化を最初にしたのが芽吹き屋です。国内では生協の共同購入で購入できます。

関係が深い会社だけに色々拘りを書きたいのですが、今日はこれくらいで…。

 

実は…

昨夜はブログを書く気力がなく休んじゃおうと思いそのまま床に就きました。真夜中に目が覚めました。『何か書こう…』と思い冷凍しておいた三色だんごを取り出し、今朝解凍したのを確かめてから書きました。毎日のように続けてきたのでなんか書いた後スッキリしました。 

 

www.mebukiya.co.jp

いろんな和菓子のブログが楽しめます

👀のぞいてってください👀

⇩⇩ポチっとね⇩⇩

 にほんブログ村 スイーツブログ 和菓子へ

 

  f:id:daifuku-siwa-hanamaki:20200528113714g:plain 

⇩『黒豆塩大福』岩手県産ヒメノモチを自社製粉!同じく岩手産黒ひら豆を使った塩豆大福です。冷凍でお届けし、室温2時間にて食べごろになります。

⇩『土用もち』ヒメノモチを自社製粉、ふわふわの生地に甘さ控えめのこし餡で包みました。自然解凍2時間で食べごろになります。

 

 

⇩待望の第3巻!『アンと愛情』何となくアルバイトとして入った和菓子店、四季を通じてお菓子のこと、同僚を通じて成長していくアンちゃん。全3巻は和菓子のバイブルと言える秀作です。さて、アンちゃんの恋の行方は如何に…?

前作『和菓子のアン』『アンと青春』 主人公アンちゃんの成長がワクワクします。

    

佐々木だんご店さま:桜まんじゅう

 にほんブログ村 スイーツブログ 和菓子へ    

桜のお菓子嬉しくなります。

 矢巾町にあるアルコさんで佐々木だんご店さまの『桜まんじゅう』という餅菓子を見つけました。季節限定だと思います。桜の蕾の塩漬けが淡いピンクの上にチョコンと乗っています。上新粉生地のおだんごは甘さは無く小豆の甘さと共に頂く感じで昔ながらのお団子といった感じです。モチっとした食感とプツンと切れる感じが懐かしい感じが、つまでも食べたくなる自然的な美味しさです。そろそろ岩手も桜が咲き始めました。あと10日もすれば満開になると思います。一足先に桜まんじゅうを食べて春の清々しさを味わっています。

f:id:daifuku-siwa-hanamaki:20210406184314j:plain

☝携帯の写真ではあんこが綺麗に取れませんが餅とマッチした粒餡です。

 

素朴は永遠のエンドレス

 2020年4月から今日まで、食べたお菓子は365個以上だと思います。これほど濃密にお菓子を食べた事はありません。沢山の感動をお菓子から頂きそして学びました。修行を重ねた奥の深いお菓子から農家の家に伝わったお菓子などなど…切り口は色々ありながら発見の連続でした。特別な日にこそ食べたいお菓子もあれば、毎日呼吸をするように食べたいお菓子もあります。佐々木だんご店さんは、元々お米屋さんとお聞きしています。娘さんなのかお嫁さんなのかは確認していませんが、先代の思いを継承されている餅だんご店さんです。直営店は持たず、近所の小売店で地域ならではのホッとするお菓子を作りご提供されています。

 

f:id:daifuku-siwa-hanamaki:20210406184342j:plain

☝店主様が女性だとか...淡いピンクが女性らしい配慮を感じます。

矢巾町のショッピングモール・アルコで購入

 矢巾町の薬局でしか売っていないハリ薬があります。効能は定かではありませんが安心するのです。そのすぐ近くにある矢巾町のアルコにある産直には佐々木だんご店さんのほか、隣のマ〇クス〇リューでは久栄堂さんのお菓子が売っています。アルコで桜まんじゅうを見つけ迷わず購入しました。アルコさんの産直は県内のお菓子に限らず東北の珍しいお菓子が時々並ぶのでいつでも飽きません。

 

f:id:daifuku-siwa-hanamaki:20210406184402j:plain

☝ご店主様が作られたと思われる手書きのPOPが素敵です

 

佐々木だんご店さま、桜まんじゅう素朴で美味しかったです。

ごちそうさまでした!

ショッピングモールアルコ:矢巾町矢幅7-425-3

 

いろんな和菓子のブログが楽しめます

👀のぞいてってください👀

⇩⇩ポチっとね⇩⇩

 にほんブログ村 スイーツブログ 和菓子へ

 

  f:id:daifuku-siwa-hanamaki:20200528113714g:plain 

⇩『黒豆塩大福』岩手県産ヒメノモチを自社製粉!同じく岩手産黒ひら豆を使った塩豆大福です。冷凍でお届けし、室温2時間にて食べごろになります。

⇩『土用もち』ヒメノモチを自社製粉、ふわふわの生地に甘さ控えめのこし餡で包みました。自然解凍2時間で食べごろになります。

 

 

⇩待望の第3巻!『アンと愛情』何となくアルバイトとして入った和菓子店、四季を通じてお菓子のこと、同僚を通じて成長していくアンちゃん。全3巻は和菓子のバイブルと言える秀作です。さて、アンちゃんの恋の行方は如何に…?

前作『和菓子のアン』『アンと青春』 主人公アンちゃんの成長がワクワクします。