進化が止まらないコンビニスイーツ
和菓子のブログは地元菓子店を中心に書かせて頂いていますが、平日毎日のようにセブンイレブンでお菓子を買っています。昭和11年生まれの母親は、以前に比べ食が細くなり、栄養を補うためにひと口サイズのお菓子を食べさせています。カロリーも解るので有難いですね。
今日購入したのはフジフーズが作った『カスタード入りスイートポテト』。サツマイモの濃厚さと程よいコク、滑らかな舌触りが魅力です。コンビニのお菓子を食べる度に感じるのは美味しさの進化が止まらないという驚きを感じます。
☝大手はお菓子を化学し、中小は文化の継承という役割の違いがあります。
コンビニの記憶とコンビニとのお仕事
少し雑談...
客としての出会いは昭和59年(1984年)、当時岩手にはコンビニは無かったと記憶しています。大学で大阪へ行き、東大阪にあったローソンがコンビニデビューです。当時のお弁当やお菓子のクオリティーは低く美味しいとは感じませんでした。
同じお弁当を買うなら断然ほか弁のほうが上です。一人暮らしをしているとコンビニはとても便利で、そのうち用もないのに行くのが習慣になってしまいました。真夜中暇を潰しに行って、おにぎりやカップラーメンを買っていました。卒業の頃にはすっかり重度のコンビニ中毒者です。
卒業後岩手へ戻った時は、大手のコンビニ店は一切無く、暫くしてキャメルマートが近所に出来ました。その後ちらほらローソンが出店しはじめ時間と共にサンクス、セブン、ファミマの順番で県内に広がりました。
まだセブンが全国に5000店無い頃、当時本社が東京タワー近くにあったオフィスにて初めて商談させて頂きました。その頃ある程度取引ボリュームがあったスーパーは、価格競争が過熱しはじめ、私たちが作るお菓子は価格的に戦えなくなってきました。コンビニは一般的なスーパーと一線を画すという考えがあり、美味しいものを適正価格で販売するという当時のバイヤーさんと意気投合し取り組む事になりました。なかなか良いお取引が暫く続きましたが、コンビニ成長期、急速に店舗数を伸ばす中で、私たちの生産キャパシティーが耐えられなくなり、徐々に取引は減っていきました。その後数社とお取引を始めましたが、私たちの企業規模と生産の仕組みではとても製品を供給できず、今は全くお取引をしていません。(我々が作り手としての気合・根性が希薄だったとも言えます)
残念な結果となってしまいましたが、当時コンビニという市場の中で多くの勉強をさせて頂いた事はありがたい限りです。
今僕は人口減少著しい地域に住んでいます。徒歩で行ける唯一の場所が150m離れたコンビニです。地域の車がない子どもから高齢者の多くがここで生活必需品を購入しています。同じコンビニでも都会には無い品ぞろえがあり面白いです。マスコミ等では24時間営業や、本部とオーナーとの関係など、時に問題になりますが、シャッター商店街、過疎地域においてコンビニは貴重な生活インフラなのです。
☝全て機械で作っているかと思いきや、手作業の要素が大きいです。
次は何が出てくるか…?
開発が著しいコンビニスイーツです。
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