茶菓はなむけさま:黒ゆべしと豆もち
老舗の新しい挑戦
盛岡の丸基屋さんといえば、老舗中の老舗和菓子店として知られています。
昨年秋、盛岡バスセンターさんがリニュアルオープンにあたり、『茶菓はなむけ』というブランド名にてお店を出店しました。
老舗の新たな挑戦です。
少し前、はなむけさんの『シャインマスカットどら焼き』を投稿させて頂いた処です。もちろん、和と洋が融合したシャインマスカットどら焼きも魅力的ですが、盛岡の伝統和菓子といえば、黒ゆべしや豆もちなのです。新しいお菓子と同時にはなむけさんの店頭に並ぶ昔ながらの和菓子を、若い世代の人々にも手に取って頂き、味に親しんでもらい、美味しさを知って頂きたいと思うところです。
豆もち…、
上新粉ともち粉のムキムキした弾力ある食感に、お醤油と砂糖が混じった甘じょっぱさと、程よく食感を残した黒豆の舌触りと香りが嬉しいお菓子です。主役というよりわき役的なお菓子なのですが、いつまでも食べ続けられる飽きない美味しさが豆餅にはあります。
黒ゆべし…、
上新粉の生地に黒糖を練り込み、上には胡桃が載っています。歯応えある生地を咀嚼してゆくと、味わい深い黒砂糖の旨味が口の中に広がり、時折くるみがコリっと砕け、胡桃のコクが加わり味深い美味しさが加わるのです。
どちらも、盛岡の昔ながらの和菓子です。今日中に食べないと硬くなってしまう繊細さがあり、遠くへお届けするのは難しいのですが、盛岡へお越しの際は是非食べて頂きたい地元のおかしなのです。
☝いつまでも食べ続けられるような素朴なカタチと味です。
茶菓はなむけ
盛岡の南大通りは、盛岡藩当時から街の中心部だった所です。街をあるけば、当時の賑わいが感じられ、料亭だったり、かつて遊里だった雰囲気が残っています。丸基屋さんは、同地を拠点に和菓子を作り、近年では洋菓子も人気のお店です。盛岡バスセンターがリニュアルオープンするにあたり、老舗の名前ではなく『茶菓はなむけ』という名前を用いたのは、新たなお客様を発掘する為だと私は勝手に想像しています。
店内では温かいおしるこを頂く事も出来ます。木目調の店内や、モニターを用いた商品案内は、目新しさがあります。新しい取組みなので、紆余曲折しながら少しずつお店の姿が出来上がって行くと思いますので、足を運ぶたびに新しい試みが見られると思うとワクワクします。
☝窓から明るい日差しが入り込み暖かな雰囲気が感じられます
☝店名『はなむけ』の意味が書かれています。
はなむけさま。
黒ゆべしと豆もちおいしかったです!
ごちそうさまでした!
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