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関口屋さま:焼酎糖

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この味に目覚めた幼児期の想い出

 関口屋さまの焼酎糖。子どもに食べさせると酔っぱらいます。勿論車の運転も出来ません。盛岡駄菓子の老舗関口屋さんの魅惑の逸品『焼酎糖』は子どもの頃憧れのお菓子でした。お酒なので子どもには食べさせてくれませんので、大人が食べているのを見る度に憧れが肥大し続けます。他の盛岡駄菓子が食卓の上に常備しているのに、焼酎糖だけは手が届かない見つからないところに隠されています。

 しかし...1ヶ所だけ盲点があります。それは仏壇のお供え物、お供え物を勝手に食べると罰が当たると言われていたので中々手が出せませんでしたが、ある日仏壇のご先祖様に手を合わせて『1個だけください』と言って食べました。

コリっとした薄い砂糖の飴の中から焼酎が『タラ~』と溢れてきます。『なんて甘くて刺激的な美味しさなのだろう…』幼稚園児だった僕は虜になってしまいました。箱の中に20~30個入っていたので、もう一つ、もう一つと食べているうちに気持ちよくなってきました。暫くすると目が回り始め、横になると気持ちが悪くなりました。青い顔をした僕を見た祖父は病気かと心配しましたが、すぐに悪酔いしている事に気づき、頭の中がガンガンしているのに、今度は頭の外からガンガン叩かれ散々な一日となりました。

仏壇のお供え物を食べた僕、確かに罰があたりました。

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☝魅力的な色とりどりの焼酎糖。

 

盛岡駄菓子

寒い風土の保存食としてつくられたのが駄菓子の始まりです。

その素朴さを今に引き継ぎ、菓子だねと糖蜜に吟味を重ねております。

​本物の手作りの味わいを大切に、創業明治26年、4代にわたり盛岡駄菓子を造り続ける…。(関口屋さまホームページ)https://www.sekiguchiyakashiho.info/

幼いころから家の中には盛岡駄菓子がありました。成長するにつれチョコやケーキを食べるようになりましたが、最近では焼酎糖・たんきり・餅だんごのほうが体にあう。

特に焼酎糖は食べる度に昔の事を思い出します。じいさんからコッソリ貰って何個も食べて酔っ払ったこと...。懐かしいです。

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岩手に来たら絶対食べてほしい『盛岡伝統の味』

 盛岡市新明町にある『関口屋菓子舗』さま。今回お願いをしてご主人様ご夫妻の写真を撮らせて頂きました。笑顔が素敵なご夫妻です。自分の家に帰ってきたようなホッとする雰囲気があります。

 

関口屋さま、焼酎糖懐かしくておいしいです。

ごちそうさまでした!

盛岡市新明町2-3

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前作『和菓子のアン』『アンと青春』 主人公アンちゃんの成長がワクワクします。