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ナンチャッテ…わらび粉でわらび餅

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本わらび粉無い…あらら…

 恒例の県南某所でのお菓子教室。

一昨年は、県内の老舗和菓子屋さんから『本わらび粉』を分けて頂きました。

今年も…、と思っていたのですが、本わらび粉がひっ迫しているようです。ネットで検索しても、これが本わらび粉という確信が持てず、ミックス粉を購入しました。

 メインのでん粉は、レンコンのようです。その他幾つかのでん粉で構成されていて、申し訳程度にわらび粉が入っているようです。

先日練ってみたのですが、手に伝わる感覚と色合いが違います。昨年までブームになったわらび餅はこんな材料から出来ています。

 せめて黒みつだけはしっかり作ろうと、沖縄の友人から頂いた本黒糖を4時間煮詰めました。生徒さんと作ったわらび餅。ポイントは、高速で練って練って練りまくる過酷な作業です。

 練り上げたアツアツの生地を、きな粉を敷き詰めたバットに流し込み出来上がりました。巷に溢れているわらび餅は、わらび『これはこれで…、わらび餅とは異なりますが美味しいです』餅とは言わず、わらび粉入り、レンコン餅といって売った方がいいと思うのです。

きな粉で食べて、それから黒蜜をかけました。美味しさは10倍アップ!。来月は、本物の葛粉を使って葛餅と、葛まんじゅうをつくります。暫く本黒糖の黒みつには困らないくらい、黒糖があります。

☝本家わらび餅に申し訳ない、『わらび粉入レンコンでん粉餅』です。

 

黒蜜を煮詰める真夜中のシーン

 市販の黒みつの開発者は、本黒糖を原料にした『黒みつ』を食べたことがあるのだろうか...?コピーのコピーをコピーした黒みつを基準にしているのかもしれません...。それ程市販の黒みつは、実際の黒みつとかけ離れています。

 本黒糖が無くても、加工黒糖を使えば本物に近い味は出る筈です。開発者の悪い所は、爪痕を残そうとするところ…。そして似て非なるものができてしまうのだと私は考えます。

 一つの商品を作るにあたり、まず知ってほしいのは、歴史的背景に裏付けられた原型だと思うのです。休日の僅かな時間を使って、本黒糖と水、鍋一つで凄い黒みつが出来る経験を食品メーカーに関わる開発者さんには体験してほしいと思うのです。できた黒みつを、妻や子ども、両親に食べさせれば、必ず笑顔という喜びが得られると思うのです。ひと時のプライベートでの喜びは、必ず仕事にも生きてくると私は考えるのです。

☝黒糖の固まりに水を入れて灰汁を取りながら煮詰めます。

 

ハイボールを飲みながら…

 水曜日のよるから煮始めました。先ずは沸騰するまで強火で煮て、灰汁をすくいながら、コトコト弱火にして煮詰めます。水が半分くらいになったら、また水を足して強火で沸騰させる…。それを3~4回繰り返し、表面に自分の顔が映るようになれば出来上がりです。コンロの前に椅子を置き、冷蔵庫からサントリーハイボールの500mlを数本の実ながら、お気に入りのyoutebeを見なが煮込みました。

☝灰汁を取りながら、水を足して4時間ほど煮詰めると、鏡のような照りが出ます。

 

干されることは逆にチャンス!

 意に介さず、己の保身の為に干されることはいくらでもある事です。それに悩んで苦にすることはありません。人それぞれですが、『失ったもの以上のもの』が身につく時間を貰えたと考えたほうが幸せです。僕にとって、干され、人間性を否定された苦痛意外何物でもない長い時間は、逆に和菓子を研究する時間となりました。同時に、司馬遼太郎池波正太郎をはじめとする小説を山ほど読み、それを反芻しながら考え、人を蹴落とす人たちの性格を見極め理解し、彼らは何れどうなるのかを想像することができました。人それぞれ…、自分の経験は一つの例なので参考程度にしてもらえればいいと思います。『失った分はそれ以上の実となって必ず戻ってくる』。現状を悔やみ落ち込むよりも、年齢に関係なく夢みて前に歩いて行けば必ず道は開けると考えます。

ありきたりの言葉ですが、ピンチはチャンスです!

 納得のいかない、ナンチャッテわらび粉を活かすために、本黒糖のみで黒みつを時間をかけて作るのも、『ピンチをチャンスに変える』挑戦です。

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