フルーツの気持ちが良くわかっている
滑らかでコシのある生地の中に『シャリ…』とした食感が残る煮林檎が包まれています。原料の林檎は紅玉を使用。周りを薄っすら白あんが美味しさを引き立てる技です。りんごの食感が絶妙に残っています。生地の滑らかさと相反する林檎の食感、一見難しい組み合わせですが、この二つをキッチリ完成品として仕上げているのは流石一心堂さんです。バナナもキウイもパイナップルも…、あらゆるフルーツをフレッシュなまま見事に使いこなす技術！怒られるかもしれませんが、銀座四丁目交差点にお店があっても絶対有名店になると僕は勝手に思っているのです。
☝食感を残した林檎のカットがゴロンと入っています。薄っすら白あんが味のアクセントです。
林檎ジャムじゃない
普通林檎ジャムだったり、煮たものが餡として使われていますが、一心堂さんの林檎大福はりんごそのままに近い食感でした。
『シャリ…！』りんごの食感を感じた時の驚きはチョットしたカルチャーショックです。そしてこの表面の淡い赤色は生地ではなく林檎にほんのり化粧を施した色が透けて見えているのです。白あんの量がごく僅かなのは、林檎の味を引き立てるためだと思うのです。
一心堂さんのツイッターに掲載される様々なフルーツ大福は、たくさんの大福を食べてきた人たちも驚くほどそれぞれ特徴があります。盛岡市の南大通りにあるお店、遠くへの発送は難しいですが、盛岡というまちを楽しみながら是非足を運んで頂きたいお店です。
☝白い生地から薄っすら化粧した林檎の色が透き通って見えるのが可愛いです。
一心堂さま、りんご大福美味しかったです。
ごちそうさまでした！
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