結庵さま『おはぎ』②/③
お昼ごはんはコレで…
一口食べると想像を超えるおはぎの美味しさが広がります。『うん!こうじゃなくっちゃ!』と嬉しくなります。小豆の自然な甘さが先に来て、お砂糖は素材が持つパワーを引き立てる役割なのです。良い感じの粒餡、中のもち米はしっかり糖蜜が表面をコーティングし、もち米のツブツブ感がわかる反面、しっとりと口の中で崩れていく柔らかさ。全ての素材が絶妙なまとまとまり具合いです。もしかしてご主人はおにぎりもお寿司も天才的に握れるのでは…?と思うのです。おやつにとっておいたおはぎ、お昼ごはん前に食べてしまいました。十分身も心も満たしてくれる結庵さまの逸品です。
☝見ただけで美味しさが伝わりますね。
今や通年お菓子となったおはぎ
昔は春秋のお彼岸の時期がメインでした。『牡丹の花が咲くころ』『萩の花が咲くころ』でぼたもち(牡丹餅)といったりおはぎ(お萩)と言い換えるのがほぼ有力な説です。このほか夏には『夜船』、冬は『北窓』と言います。名前の由来はつくっている様子と季節の状況を例えるなどして洒落がきいています。今は12月なので『北窓』と言ったほうが正しいのでしょうか?
ネット検索してみると、呼び方の他、歴史や地域の風習もわかりますので是非。
因みに『おはぎ』の普及は明治以降庶民に砂糖が行き渡るようになってから、邪気を払う効果もあると言われ、先祖の供養や、彼岸や四十九日の忌明けに食べるようになってから広がったようです。
☝もち米を薄っすら包む糖蜜がわかります。ギュッと詰まっているようですが、くちどけ良いです。
好きなお店のひとつ
下の写真を撮るとき、僕の背中は入り口の扉にくっついています。間口3メートルくらい、奥行きは3メートル無いくらいのお店の広さです。奥に工房があり毎朝お菓子を作っています。目が届く距離、手が届く範囲という規模感が美味しさを継続する秘訣なのでしょうか?和菓子屋さんにはいろんな形があってどれも正しいと思います。毎日10種類くらいのお菓子を決まった数作り、品切れしたらお店を閉める感じの餅だんご屋さんが街中にもっとあったらいいですね。朝早くから作業をはじめ、夕方日が沈む前に明日の仕込みを終え、二合くらいのお酒を飲んで夜8時くらいに床に就くのって憧れますが、毎日何十年も続けるのは大変な事です。
☝おだんごは80円お茶もち90円おはぎですら110円とても手ごろな価格です。
結庵さま、おはぎ美味しかったです。
ごちそうさまでした!
結庵様ご住所:盛岡市向中野7丁目19-20
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