湖月まさき様:銘菓しらはま
田沢湖を型どった和菓子
お客様から頂戴した「湖月まさき」さまの『銘菓しらはま』です。サックリ素朴で食べやすい!サラサラ溶けて甘さもバターの香りも程よいレーズンクッキーです。幾つも食べられそうな優しい味でした。調べてみると、秋田県田沢湖畔で1960年から作られているお店の看板商品でたくさんのファンがいらっしゃるようです。田沢湖を型どったお菓子、この地で長年お店を営むご主人さまをはじめとするお店の皆さまの思いが伝わって来ます。辰子姫伝説と共に美味しくいただきました。
☝砂糖の白は白浜の真砂子模様を配しています。
『銘菓白浜』の由来
ブログを始めてよかったことの一つが、そのお菓子について調べる習慣がついた事です。お食事の後に出てきた『しらはま』の栞(しおり)を読んで、なるほど…とお店の気持ちが伝わって来ます。『食べて美味しい』に『知って美味しい』が加わると何倍も美味しさが広がってくるのです。田沢湖は小学校の修学旅行で行ったところ、湖畔に立つ『たつこ像』の由来を聞いたと思うのですが、今となっては何となくの記憶です。栞を読んで店主様の思いと同時に、11歳の修学旅行の一コマを思いだしました。
「銘菓白浜」の由来
寛平五、癸丑(みずのとうし)(893年)院内支郷神成沢の百姓三之丞の一人娘、辰子が十八歳の春を迎えました。
ひなたには稀な美貌の辰子は、かねてから自分の美しさを永久に保とうと、院内大蔵観音に百日の願いをかけました。
やがて満願の夜、神霊が現れ”ここより東方に霊泉あり、これを飲むべし。願望必ず成就するであろう”と神託がありました。
翌日辰子は、高鉢山に蕨狩りにでました。道連れの友と離れて一人、沢水に遊ぶ魚を獲り焼いて食べると不思議に喉が渇き、傍らに湧く清水を口づけに、飲めども飲めども渇きが止まりません。ふと水鏡に映った自分は世にもおそろしい龍の姿でした。すると一転、にわかにかき曇り、雷鳴とともに一面が満々と水を湛えた大湖となり、辰子は湖中に沈み遂に、とわに変わらぬ主となりました。日本一深い田沢湖はこうして生まれました。
その後辰子は、八郎潟の主、雄龍の八郎太郎と恋に落ち、冬となれば、底知れぬ田沢湖に二神の愛の生活が始まります。この熱で湖水は厳寒でも凍らないといわれます。
湖畔の名所”白浜”は月清い晩、辰子と八郎の、そぞろ歩きのお庭といわれます。
敷き詰められた砂は雪よりも白く、岸波がどんなに汚れても一夜に洗い清められます。これを地元の人は、辰子の潟掃除といっております。
「銘菓白浜」は、神秘の田沢湖を型どった辰子の恋にも似たほのかな味と香りの漂う台に、白浜の真砂子も洋を配した独特の製法によるものです。
湖月まさき主人 (銘菓白浜・栞より)
一枚のクッキーにとても素敵なストーリーが込められているのですね...。
☝田沢湖をイメージしたお菓子です。
田沢湖の想い出
小学校の修学旅行、遊覧船に乗っていた時、友人の帽子が風で飛ばされました。その帽子が奇跡的に船の後ろの窓から戻って来ました。観光案内の人が「辰子姫のご利益」的な事を云った事を思い出しました。たった1泊2日の旅行ですが、いい思い出です。
湖月まさき様をご紹介しているブログです。
銘菓しらはま美味しかったです。
ごちそうさまでした!
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