お菓子教室は生甲斐のようなものです。
勉強させて頂く気持ちで…
年内最後の投稿です。今年一年間拙いブログへお立ち寄り頂きありがとうございます。
今年もたくさんお菓子を食べました。そして、自分でお新しい菓子をつくりました。お菓子教室の講師をさせて頂き、よい勉強をさせて頂いたとつくづく感じています。
お世話になっている某所でのお菓子教室、2シーズン目を前にネタ切れがバレないよう試作に気合を入れました。作った事のないお菓子にチャレンジできたのは生徒皆さんのお陰です。
毎月1回ののお菓子教室のほか、老健施設や高校の調理科にもお世話になりました。子ども会での体験教室もあって、商売とは違うお菓子との関りに、清々しい夢や希望が芽生えて来ました。
9月の体調不良でのお休みもありましたが、躰を壊したことでお菓子に限らず食全般を見直すことができたと思うのです。
一年間作ってきたお菓子教室を振り返ってみたいと思います。
1月・うぐいす餅
白玉粉を使い、直火の鍋にアッチッチ…、手にくっつく餅と格闘しながら仕上げました。よい抹茶が手元にありましたので、贅沢にふり掛けてみました。
☝よい抹茶はタップリふり掛けてもお餅の邪魔をしません。
2月・桜だんご
『電子レンジでつくる』レシピを本格的に始めたお菓子です。家庭には中々蒸し器が無いので、本屋さんとネットで色々調べながら、電子レンジの内部を餅の破裂でベタベタにしながら出来上がりです。食紅の色がほんの少し多くても赤い色が強くなります。結構鮮やかな濃い色も悪くない感じがします。白あんに桜葉を刻んで入れ、ほんのり桜の香りが良い感じでした。
☝赤が強すぎたかな?これも愛嬌ですね!
3月・よもぎ餅
これも電子レンジを使って作るレシピです。白玉と上新粉を使い、柔らかさの中に食感をもたせる良い生地に仕上がりました。作りたてではレンジの加熱時間はあまり関係しませんが、少し柔らかさを持たせるためには時間調整が必要でした。よもぎもタップリ使ってよい香りがします。
☝よもぎをタップリ使って春の香りです!
4月・かしわ餅
2021年バージョンよりモッチリ感を出したくて、新たなレシピを作って、弾力とノビのある生地ができたとおもいます。
☝毎年少しずつレシピ改良して美味しくなあれ!来年はもっと美味しく!
5月・本葛抹茶水ようかん寒天ではない本葛を使った水ようかんは、くち溶けよくスルスルと流れてゆく美味しさです。流石本葛は良い仕上がりになります。抹茶も多めに入れてみました。
☝葛を使ってくちどけ滑らかに…
5月・葛切り(肴町商店街イベント)
盛岡肴町にて5月5日のイベントで葛切りを作りました。黒みつは前日に4時間かけて黒糖をじっくり煮詰めました。作りたて本葛の葛切りはおいしいです。
☝子どもたちに作ってもらうイベント。来年もやりたいなぁ~
5月・おだんご
第一回目の高校調理科での実習でした。パティシエを目指す生徒さんは、既に3年間の経験者です。包むのも丸めるのも手早く綺麗です。こちらが負けそう…。良い緊張の始まりです。
☝醤油で煮込んだお団子を『盛岡だんご』と言います。
6月・モチ料理
昨年好評だったモチ料理をつくりました。胡桃と胡麻、ずんだの餡がとても美味しいです。胡桃ダレとゴマダレは岩手の味です。
☝ごま・くるみ・ずんだのタレ!昔からある味ですが、飽きない美味しさ!
7月・道明寺羹(どうみょうじかん)
もち米を蒸して乾燥させた『道明寺』を使い、白あんに抹茶を練り込む。夏に相応しい清涼感があります。初めて作ったお菓子、道明寺を雪のように浮かせるのが一苦労です。なかなか浮かないのは液体の温度の所為でした。
☝道明寺を雪のように降らせるのに四苦八苦。良い勉強になりました。
8月・生八つ橋
生徒さんからのリクエストで初めて作ってみました。基本的な生地の固さは解っている物の、シナモンの量が微妙に難しかったです。来年作るなら、新しい味にチャレンジしてみたいです。
☝きな粉に混ぜるシナモン。試作では入れ過ぎました。
8月・味噌饅頭
某高校調理科での実習です。自宅のキッチンはオール電化、高校の調理室は業務用のガス火力…。蒸す時間が違いました。う~ん…、自宅に業務用のコンロを買おうかな?。味噌と砂糖が混じった味はとても良いです。
☝ふっくら仕上がり味噌の香りも良い感じです。
9月・リタイア…
2019年末からの不摂生が祟ってとうとう入院しました。お菓子教室もお休みさせて頂き、穴をあけてしまった事を申し訳なく感じます。本当ならカボチャのお菓子を作る予定でした...。
10月・おちゃもち
岩手の郷土菓子です。しっかり練り上げ、胡桃と醤油の風味が焼かれて素敵な香ばしさです。是非全国の皆さんに食べてもらいたい岩手の味です。
☝お茶もちのお店でも開こうか…?と思いたくなる手作りの味でした!
11月・すあま
薄っすら甘いから『すあま』。簡単そうに見えて、腕が試されるお菓子です。すあまが美味しければ上新粉系のお菓子にハズレはありません。もちッとした食感がいつまでも止まらない味です。
☝和菓子店の名わき役ですが、美味しさのバロメーターでもあります。
12月・きりせんしょ
岩手の郷土菓子『きりせんしょ』です。中に黒糖を入れ蒸すと黒みつに変ります。中からブシュッっと黒みつが飛び出すのでひと口で食べます。蒸し上がったあと、水を吹きかけて団扇で扇ぐと『ピカピカ』に光ります。
☝黒みつが漏れないように生地の捏ね方、包み方、蒸気加減がポイントです。
12月・柚子蜜ゆべし
岩手郷土菓子きりせんしょの応用です。お正月が近づき、近所のスーパーで柚子の皮と柚子ペーストが売っていたので思いつきました。柚子の香りは寒い冬の元気の源になります。
☝柚子の香りって良いですね。
今年も有難うございました
8月末に体調を崩してしまったのですが、5月末くらいから夜中に足が攣って目が覚めたり、熱っぽかったり…、体重が激減した等々…。入院を経てからお菓子の美味しさをより感じるようになりました。逆に早い段階で病の対処ができたのは不幸中の幸いなのかもしれません。お菓子教室にてお世話になった主催者の皆さん、生徒の皆さん本当にありがとうございます。
来年もよろしくお願い申し上げます。
🎍2023年🎍
素晴らしい一年になります様に!
いろんな和菓子のブログが楽しめます
👀のぞいてってください👀
⇩⇩ポチっとね⇩⇩