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陽月菓子舗さま:ぶぢょうほうまんじゅう

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盛岡八幡通りの銘菓

 盛岡の肴町から盛岡八幡宮へ向かい、八幡町の通りの真ん中くらいに陽月さんはあります。『ぶぢょうほうまんじゅう』がお店の看板です。黒糖を練り込んだ『もちっ』とした歯切れの良いモチの中に黒みつがタップリ入っているのです。黒砂糖を包んで蒸しているので、砂糖の食感が良い感じで残っているのもいいです。上には大きなくるみが乗っていてコリコリがたまりません。小さい頃から親しんだかわらない味です。

 陽月さまがお店を開けるのは、ご主人様の体調次第です。盛岡へ行くたびにお店の前を通って営業されているかチェックするのが一年位日課になっています。名物のぶぢょうほうまんじゅうは人気が高く、早くいかないと売り切れてしまいますが、お店が開いているのを見る度にお元気でいる事を確認させて頂き『ほっ』としています。

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 ☝溢れる上質な黒みつがたまりません。

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☝生地の中にサラサラの黒みつがタップリです!

ぶぢょうほうまんじゅう物語

 ぶぢょうほうとは『不調法』のこと、中に包んだとろとろの黒みつが飛び出てしまい『あやまち・下手』をする姿が名前の由来です。『ち』に濁点がつき、『ぢ』になっているのは盛岡の訛りです。『ぶぢょうほうまんじゅう』の名前は登録商標されている陽月さんオリジナルのネーミングです。

栞には次のように紹介されています。

ぶぢょうほうまんじゅう物語

 毎度ありがとがんす。ぶぢょうほうまんじゅうは、陽月ぶちょうほ本舗の登録銘菓でがんして、おらはにすかながんす。米の粉ば、いっしょうけんめいこねで、まねっこのできねぇしなみっこど、味っこをだし、中に黒蜜っこをいれ、うえにクルミっこを乗せやんす。歯ざわりっこがよぐ、味っこが口いっぺぇ広がりやんすな、とおほめっこいだだきやんす。蜜っこがプチュッとはねで、不調法するときもありやんすが、お許しぇってくなんせ。ぶぢょうほうまんじゅうといいやんすからなっす。きょう中に食べてくなんせ。

  店主敬白

陽月さま栞より。

 

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☝盛岡訛りそのままの栞がいいです。

 

ずっと書きたかった『ぶぢょうほうまんじゅう』

 ブログを始めた頃からずっとご紹介したかったお菓子ですが、お店を開けるのはご主人様の体調次第という事で、なかなかタイミングが合いませんでした。お店が開いていても直ぐに売り切れてしまいます。今回やっとご紹介出来て目的が一つクリアした感じになりました。

 お店がある肴町・八幡町は、かつてとても栄えた繁華街と聞いています。祖父の時代は、料亭が沢山あったりしてとても賑やかだったようです。幼少の頃、正装をして出かける祖父に行き先を尋ねると、『八幡へ行く』といって出かけて行きました。時代の流れで、大きな百貨店が別な場所へ移転したり、開発が進み人の流れが変わって静かになってしまいましたが、その分昔ながらの風情は昔のまま残っているような街の雰囲気です。今でも八幡町のファンは沢山いて、近い将来バスターミナルや商業施設が復活しますので、再び八幡町と肴町にスポットが当たると思います。陽月さんの銘菓も一人のファンとして継承し続けられる事を願っています。

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☝ずっと昔から親しみのあるお店です。 

 

陽月さま、ぶぢょうほうまんじゅう美味しかったです。

ごちそうさまでした!

 

陽月菓子舗さまご住所:盛岡市八幡町6-6

 

2020年11月28日にご紹介した陽月様の『花まんじゅう』

mainichi-mochidango.hatenadiary.com

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