ずんだ餅のこと
身内のお菓子で申し訳ないのですが、芽吹き屋のずんだ餅です。写真はタレ状になったずんだ(えだまめ)がお餅に掛かっています。身内ながらずんだ餅の中では美味しいとおもえる商品です。
さて、このずんだ餅…、芽吹き屋では固い餡に包まれたものと、タレの中に餅が入っているものと2種類があります。芽吹き屋は最初固いずんだ餡に包まれた物を開発しました。もう30年位前だと思いますが、お取引先の女性開発担当の方が原料の調達をはじめ、親身になってお手伝い頂きました。関東には東北出身者の方が多く、関東を中心にヒットしました。
当時まだまだ味覚がお子様だった私は青臭く感じてあまり得意ではありませんでした。関東でのヒットを切っ掛けに関西と九州のバイヤーさんにご試食頂いたところ、独特の青臭さと食文化の違いから『虫になった気分だ…』という感想でした。
その後、岩手のおもてなし、モチ料理文化を背景に作った『モチ料理シリーズ』のずんだ餅は、その他の『あん』『ごま』『くるみ』と同時に多くのリピーターさんに支えられています。
☝豆の食感が残っています。お餅はひと口サイズのモチモチした弾力が魅力です。
ずんだもちを書いた理由
身内の商品を褒めるのは誰でも恥ずかしいと思いますので、あえてこれ迄触れないようにしてきました。例えるなら自分の妻と子どもを褒めるのって恥ずかしさがあるのと同じです。
個人的考えでは、県内の和菓子店を広く紹介し和菓子業界全体が盛り上がれば身内も多少潤うとおもっているのですが、木を見て森を見ない(見えない)人からすれば、他の店ばかりとりあげているとか…、ため息が出るようなことも残念ながら耳に入ってきます。
先週の和菓子教室にて生徒さんとの雑談中に、ずんだ餅を作ろうという事になりました。会話は弾み、一種類ではつまらないので『ごま餅』『みたらし餅』『くるみ餅』も同時に四種類つくることになりました。来月の教室は22日、昨日からレシピを作り始めています。月に一度楽しみにしてくれる生徒さんの為に一生懸命美味しくて満足できるお菓子に仕上げたいと思います。身内のレシピを引っ張れば安易なのですが、自分なりに過去の経験や書籍とネットを調べて良い感じに仕上げていきたいです。
思いだした…
今ではコンビニ等の普及にて北海道から九州までの味覚を全国どこでも楽しめるようになりました。35年前に大阪から帰ってきた頃、岩手のたこ焼きとお好み焼きは驚くほど偽物でした。屋台村が全国で流行ったころの岩手の博多ラーメンも酷かったです。恵方巻を全国どこでも食べるようになったのはコンビニや全国のチェーンストアのおかげかと思います。35年前岩手の某たこ焼き屋で『本場大阪の味』という看板を見て入った店で添えられたソースが『とんかつソース』だったというのは笑える思い出ばなしです。あれから35年たって食べ物がおいしく平均化されたのは悪い事では無いのですが、その分地域にある昔ながらの味が薄れていくのも事実です。
芽吹き屋のずんだ餅をはじめとする冷凍和菓子はネットでも購入できます。
サイトを貼り付けますので、ぜひ一度お試しください。
石鳥谷本店と志和店(旧本店)があります。本店はレストランも併設。志和店は江釣子屋さんというボリューミーでコストパフォーマンスが素敵なお店と併設しています。
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