楽しく美味しく…菓子教室の事前準備
毎月1回非公式で開催しているお菓子教室は昨年の4月に始まりました。
今や僕にとって生きがいのような存在です。
和菓子屋経験は35年、育った環を含めると生まれてからずっとお菓子と共に歩んだ人生ですが、実際お菓子を作ってきたのは、餅を捏ねたり丸める機械がやってくれましたので、配合は解っても菓子職人さんのような細かく繊細な技術はありません。
配合も作る工程も機械設備で行うものと、家庭のキッチンで作るものとは、加水量や加熱時間が違ってきます。僕が美味しいと思う食感のお菓子を作る為には、ある程度試作しないと参加してくれる皆さんに対して失礼になってしまいます。
月末の開催日に向けて、まずは何となく頭に残っている配合とネットや教本に書いてあるレシピを書き出して何となく食感を想像します。パソコンで何となくこれかな…?という配合と作り方を打ち込み、最後は実際に作って修正するようにしています。
お菓子教室のお陰でお菓子を作る振り返りができて自分自身の為になっているのが有難いですね。
☝今まで食べた中で最も理想的な大福餅のレシピに近づけるのは難しいですね。
電子レンジで作れるレシピ
多少の経験がある僕が、生徒さんへ『どうだ!すごいだろう!』とテクニックを披露しても誰の得になりません。お菓子教室ではポイントの部分だけ手を動かし、なるべく全ての工程を生徒さんに行ってもらいます。
集合住宅などではキッチンが狭く、収納も限られています。蒸し器がある過程は今や少数派だと思います。どこの家庭にも電子レンジはあると考え、レンジによるレシピを色々調べながら自分なりの配合に作り替えていきます。
家で作った試作の実験台は母親です。息子が作ったから贔屓目なジャッチをしてくれる優しい母親です。
失敗経験も…
昨年秋口に開催した教室で『きりせんしょ』という岩手の郷土菓子を作りました。ずっと作ってきたので余裕をかまして事前準備を軽く済ませてしまったところ、配合を間違え生徒さんへ悪い事をしてしまいました。それからというもの、仕上がりを途中で想像せず最後まで作り切るようにしています。
☟うぐいす餅
☟水無月
☟がんづき
僕にとって菓子教室は、とにかく『美味しく楽しく』をテーマにしていますのでとても楽しみな時間です。生徒さんと『次は何を作りましょう?』と聞いて作った事がないお菓子でもなんとか時間を掛けて作るようにしています。
菓子教室の開催日は今月29日です。まだ半月以上ありますので何度か試作をしてみます。お菓子教室が終わったら、レシピ公開をさせて頂きます。
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